





















【5月28日 AFP】カンボジア南部カンポット州の裁判所は27日、同国で昨年起きた韓国人大学生の拷問・殺害事件をめぐり起訴された特殊詐欺グループのメンバーとされる中国人の男6人に対し、殺人罪などで終身刑を言い渡した。
この事件に韓国内で怒りが広がり、同国政府は国際的なサイバー詐欺ネットワークに共同で対処するため、カンボジアに特別捜査班を派遣していた。
専門家によると、カンボジアでは近年、数十億ドル(数千億~数兆円)規模の詐欺産業が急成長しており、何千人もの外国人がロマンス詐欺や暗号資産(仮想通貨)の投資詐欺に関与している。外国人詐欺師の中には自ら進んで詐欺に手を染める者もいれば、特殊詐欺グループに監禁・強要されている者もいる。
裁判所は、30~54歳の中国人の男6人に対し、組織的な殺人、残虐行為、詐欺の罪で終身刑を言い渡した。
ネット・ピアクトラ情報相によると、中国人の男6人は現在、カンボジア当局によって勾留されている。
特殊詐欺グループに拉致され、拷問を受けたと報じられているこの韓国人大学生は昨年8月8日、ピックアップトラックの中で死亡しているのが発見された。
司法解剖の結果、韓国人大学生の「遺体のいたるところに多数のあざや外傷」があり、「激しい拷問」の結果として死亡したことが判明したという。
韓国政府によると、カンボジアにおけるこうした犯罪の韓国人被害者の多くは、高額報酬をうたう詐欺的な求人情報によって誘い出されているという。
この大学生拷問・殺人事件で韓国国内が震撼(しんかん)したのを受け、韓国政府は昨年10月、自国民に対し、事件の現場となったボコ―ル市周辺を含むカンボジアの一部地域への渡航を禁止した。
韓国政府は同月、カンボジアの詐欺拠点で韓国人約1000人が働かされ、韓国国内の韓国人を対象とした詐欺に加担させられているとの見解を示した。
当時、被害者と時間をかけて信頼関係を築いた後、偽の投資サイトへ誘導して多額の金銭をだまし取る特殊詐欺の一種「豚の屠殺(とさつ)」に関与した疑いでカンボジア当局に拘束されていた韓国人数十人が、韓国に強制送還された。(c)AFP
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