
























【5月23日 AFP】インド当局は、スリヤ・カント最高裁判所長官による若者批判と受け取れる発言に対抗して先週結党された風刺政党「ゴキブリ人民党(Cockroach Janta Party、CJP)」のソーシャルメディアアカウントをブロックしている。
ナレンドラ・モディ首相率いるヒンズー至上主義の与党インド人民党(BJP)をもじったゴキブリ人民党は、カント氏が公判中、政府に批判的な若者を「ゴキブリ」「寄生虫」と呼んだと報じられたのを受けて結党された。
カント氏はその後、自身の発言は文脈を無視して切り取られたもので、偽の学位を使って学籍を詐称する若者を指したものだと釈明した。
ゴキブリ人民党は5月16日、米国ボストン大学に留学するインド人学生で、以前はインドの野党「アーム・アードミ党(AAP)」で働いていた政治コミュニケーション・ストラテジストのアビジート・ディプケ氏(30)によってネット上に立ち上げられた。
「若者の、若者による、若者のための政治戦線」というスローガンを掲げる同党の人気は急上昇した。
X(旧ツイッター)で21万8000人のフォロワーを獲得したが、間もなくインド国内でブロックされたため、新たなアカウントが作成された。
「帰ってきたゴキブリ(Cockroach is Back)」と題された新しいXアカウントは、わずか数時間で15万人近くのフォロワーを集めた。複数の「支部」アカウントもある。
インド政府はSNSコンテンツを厳しく規制しており、プラットフォームに対してアカウントの凍結や「問題のある」コンテンツの削除を要請している。
ゴキブリ人民党のインスタグラムアカウントは今もインド国内からアクセス可能で、インスタグラムのフォロワー数では、ゴキブリ人民党が約2000万人、BJPが900万人、主要野党・国民会議派が1300万人となっている。
ゴキブリ人民党は22日、「抑圧しようとすればするほど、われわれは強くなって立ち上がる」と投稿した。
ディプケ氏はインスタグラムの投稿で、インドの若者は「多くの人々が考えているよりも、はるかに成熟し、物事に精通し、政治意識が高い」と述べた。
さらに、「彼らは自身が有する憲法上の権利を理解しており、平和的かつ民主的な手段を通じて反対意見を表明するだろう」と付け加えた。
■「駆除は不可能」
野党のシャシ・タルール議員は、ゴキブリ人民党の急速な支持拡大は「インドの若者の間でいかに不平不満が広がっているか」を示していると指摘した。
同議員は22日、英字紙インディアン・エクスプレスに対し、「人々がさまざまな手段で自らの意見を表明できるということは、民主主義において非常に健全なことだと思う」と述べた。
「風刺的かつユーモラスであると同時に極めて真剣であるという性質は、若者の不満を発散させる素晴らしいはけ口だ」と付け加えた。
情報技術省からのコメントは現時点で得られていないが、インドメディアは、国内情報機関からの勧告に基づきゴキブリ人民党のXアカウントがブロックされたと報じている。
主要紙タイムズ・オブ・インディアは22日、社説でゴキブリ人民党に言及。
「ゴキブリは、どんな隙間にも恐れることなく入り込み、どれほど大きな努力を払おうと駆除するのはほぼ不可能だ」「あえて言えば、ゴキブリ人民党は既存政党にとって手ごわい競争相手になり得るだろう」と評している。(c)AFP
此内容由惯性聚合(RSS阅读器)自动聚合整理,仅供阅读参考。 原文来自 — 版权归原作者所有。