






















【6月15日 CGTN Japanese】中国のAIショートドラマ市場が急成長を遂げ、新たなビジネストレンドとなっています。中国ネット視聴協会のデータによると、2026年第1四半期(1~3月)に業界全体で配信されたマイクロショートドラマは約12万8000本に上り、そのうちAIショートドラマが95%以上を占めました。今年の市場規模は240億元(約5680億8700円)に達すると予測されています。
AIショートドラマは、相対的な制作コストの低さから多くの投資を集めています。Seedance 2.0モデルを例にすると、純粋な動画生成の費用は100万トークンあたり46元(約1090円)で、換算すると毎秒約1元と(約23円)なります。数回の修正を経ると、1分あたりの総合コストは2000元(約4万7000円)以上に達する可能性があります。業界分析機関のDataEyeによれば、そのコストは従来の実写ショートドラマの4分の1以下の水準です。
現在、同産業への投資主体は多様化しています。豊富なIPの量産化を模索する伝統的な映像制作会社から、自社のコンテンツ網を拡充したい大手IT企業、広告マーケティングや財務的リターンを狙う異業種資本、さらには海外市場での収益化を見据えるプラットフォーム企業まで様々です。
さらに、地方の国有資本も動き出しています。最近、中国各地でAI映像関連の特化型ファンドや個人スタジオ向けの支援策が相次いで打ち出されました。例えば、杭州市では5億元(約118億3500万円)規模のファンドが立ち上がり、「文化+テクノロジー」分野などに注力しています。このほか、中国中部の河南省や湖北省でも産業チェーン全体や文化・観光の融合プロジェクトを対象とした関連基金が設立されました。
業界では、同分野の発展がコンテンツ産業をより多様で効率的なエコシステムへと押し上げると期待されています。一方で、AIショートドラマは大量複製のモデルに陥りやすく、淘汰率が極めて高いため、限界利益は急激に低下しています。
今年1月末、あるAIアニメが配信開始から1週間で再生回数2億回を突破し、15倍以上の投資利益率(ROI)を記録したと報じられました。当時の業界全体の平均ROIは5〜10倍ありましたが、現在は3倍以下にまで低下しています。
業界関係者は、2026年も引き続き多くの投資家が市場で試行錯誤するものの、初期のボーナス期はすでに過ぎており、今後はコンテンツを磨き上げ、差別化を図ることが競争を勝ち抜く条件になると予測しています。(c)CGTN Japanese/AFPBB News
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