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【6月12日 AFP】英領北アイルランドで10日夜、中心都市ベルファストでスーダン出身の難民の男が市民1人を刃物で何度も刺して重傷を負わせた凄惨な事件を受け、2夜連続となる抗議デモが行われた。2夜連続で暴動に発展し、16人が逮捕された。英政府高官は11日、暴徒が「レイシスト(人種差別主義者)による暴挙」と激しく非難した。
スーダン出身の難民の男が路上に横たわる被害男性に馬乗りになり、刃物で頭や首を何度も切りつける場面を捉えた動画は、SNSで瞬く間に拡散。激怒した北アイルランド住民たちが街頭に繰り出して反移民デモに加わっている。
北アイルランドのプロテスタント強硬派政党「民主統一党(DUP)」のギャビン・ロビンソン党首は、刺傷事件の被害者であるスティーブン・オギルビーさんの家族と面会した後、オギルビーさんの容体は11日時点で「快方に向かっている」と述べた。
オギルビーさんの家族は事件を「恐ろしい悲劇」と呼ぶ一方、平静を呼び掛けており、暴力は「歓迎されない」と表明している。
だが、英政府のヒラリー・ベン北アイルランド相によると、10日夜の暴動で新たに警察官12人が負傷した。
AFP記者は、覆面で顔を隠した暴徒数十人が夜遅くまで機動隊と衝突し、乗用車や暴動に備えて窓ガラスの破損を防ぐためベニヤ板などを外側から打ち付けて補強していた建物に放火するのを確認した。
ベルファスト北西部にある、難民認定申請者を受け入れる政府借り上げのホテルに向かう暴徒と警官隊が衝突。暴徒は火炎瓶やレンガを投げつけ、機動隊は放水銃で応戦した。
ベン氏は、10日の暴動の規模は9日のものよりも「はるかに小さい」と説明した。
9日夜には、覆面で顔を隠した暴徒がベルファストで車両や建物に放火。複数の家族が非難を余儀なくされた。
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