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【6月18日 AFP】英極右活動家の代表的存在であるトミー・ロビンソン(本名スティーブン・ヤクスリーレノン)氏が、名門オックスフォード大学のディベート団体「オックスフォード・ユニオン」に招待され、イスラム教をめぐる討論会に出席するため現地入りしたのを受け、オックスフォード中心部で17日、活動家数百人が抗議デモを行った。
「欧米がイスラム教に猜疑心を抱くのは当然だ」というテーマの討論に、ロビンソン氏は賛成派の立場で参加する。
この討論会は、賛成派と反対派(イスラム教擁護派)に別れて討論するもので、元俳優で極右活動家のローレンス・フォックス氏や欧州連合離脱担当相などを務めた中道右派・保守党のジェイコブ・リースモグ氏も参加する。当初は5月に開催される予定だったが、安全上の懸念から延期されていた。
オックスフォード・ユニオンはオックスフォード大学から完全に独立した組織だが、同組織の会長を務めたりその権威ある討論会で講演したりすることは、伝統的に政治家としてのキャリアを築くための「足掛かり」とされてきた。
過去の講演者には、米国で1965年に暗殺された黒人解放運動指導者マルコムX、チベット仏教最高指導者ダライ・ラマ14世、エリザベス女王らが名を連ねている
覆面で顔を隠すなどした活動家たちは、「オックスフォードは反ファシストだ」「人種差別主義者のクズは街から出て行け」などとシュプレヒコールを上げ、「人種差別を討論のテーマにするな、人種差別を拒絶せよ」「ユニオンはもう終わりだ」といったスローガンが書かれたプラカードを掲げた。
ロビンソン氏が最近ロシアを訪問したことに触れ、「トミー、ルーブル(ロシアの通貨)でいくらもらったんだ?」「(ロシア大統領のウラジーミル・)プーチンの広告塔」などとやゆするプラカードも見られた。
抗議デモに参加した左派・緑の党の地方議員クリス・ジャービス氏は、「オックスフォード・ユニオンは彼(ロビンソン氏)を招待すべきではなかった」と主張。
ジャービス氏は、「すべての人に言論の自由は保障されているが、発言の場が与えられることは保障されていない。オックスフォード・ユニオンは極右の人物に発言の場を与えることを選択してしまった」と語り、討論会と抗議デモのせいで、複数の店舗が早めに店じまいする羽目になったと付け加えた。
オックスフォード市議会のスーザン・ブラウン議長も今週、オックスフォード・ユニオンがロビンソン氏を招待したことを「深く懸念している」と述べた。
出版業界で働くフィービーさん(30)は、「このような(極右の)視点が正当化されてしまうのは、信じられないほど危険だと思う」と語った。
警察は、オックスフォード中心部の商店街を封鎖し、討論会に抗議する活動家グループと、英国旗(ユニオンジャック)を振る子どもたちを含むロビンソン氏を支持する少数のグループとの間に障壁を築いた。(c)AFP
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